プログラミングというと、アルファベットや記号がたくさん並んだ、難しそうな画面をイメージするかもしれません。
でも、実は子ども向けのプログラミングでは、最初からそんな難しいことをする必要はありません。
パソコンやローマ字がわからなくても、プログラミングを始めることはできるんです!
プログラミングって英語がわからないとできないの?
プログラミングと聞いて、こんな画面を想像する人も多いのではないでしょうか。

確かに、実際のプログラミングでは、このように英語や記号を使ってプログラムを書くこともあります。
PythonやC言語などがその代表例です。
でも、小学生がプログラミングを始めるときから、こうした文字をたくさん入力する必要はありません。
子ども向けのプログラミング教室では、「ブロックプログラミング」と呼ばれる方法を使うことも多いんです。
これは、あらかじめ用意された命令のブロックを組み合わせて、プログラムを作る方法です。
難しい英語を覚えたり、たくさんの文字を入力したりしなくても、プログラミングを体験できます。
ブロックプログラミングなら、ローマ字がわからなくても始められる!
ブロックプログラミングの代表的なものが、**Scratch(スクラッチ)**です。

Scratchは、画面上にあるカラフルなブロックを組み合わせて、キャラクターを動かしたり、ゲームを作ったりできるプログラミング環境です。
例えば、画面にある猫のキャラクターを動かしたいときは、
- 「10歩動かす」
- 「15度回す」
- 「1秒待つ」
といった命令のブロックを組み合わせます。
基本的にはマウスでブロックを選んでつなげるだけなので、ローマ字がわからなくても取り組めます。
もちろん、作品によっては文字を入力することもありますが、最初からタイピングができる必要はありません。
パソコンを触ったことがなくても大丈夫?
「でも、そもそもマウスの操作ができないんだけど……」
そんな心配もあると思います。
確かに、初めてパソコンを使う子どもにとって、マウスの操作は意外と難しいものです。
僕が講師として関わってきた教室でも、最初はパソコン操作に苦戦している子どもたちを見てきました。
でも、1〜2回ほど取り組むうちに、すぐに操作に慣れていく子どももいました。
もちろん、慣れるまでの時間には個人差があります。
それでも、最初からパソコンを使いこなせる必要はありません。
実際に操作しながら、少しずつ覚えていけばいいんです。
教室によっては、初めてパソコンを触る子どもでも体験授業に参加できるので、気になる場合は事前に確認してみるとよいと思います。
ブロックプログラミングでも、こんなにすごい作品が作れる!
ここまで読むと、
「ブロックを組み合わせるだけなら、簡単なことしかできないんじゃない?」
と思うかもしれません。
でも、ブロックプログラミングだからといって、侮るなかれ!
実はScratchでは、かなり本格的な作品まで作ることができます。
例えば、
- キャラクターを操作して遊ぶアクションゲーム
- 敵を倒して進んでいくシューティングゲーム
- 自分で作ったキャラクターが動くアニメーション
- 音楽や効果音を使った作品
など、さまざまなものを作れます。
1. Appel(アッペル)
制作者:griffpatch
キャラクターを操作してステージを進む、本格的な横スクロールアクションゲーム。
2. Paper Minecraft(ペーパーマインクラフト)
制作者:griffpatch
マインクラフトを2Dで再現した作品。ブロックを壊したり、建築したりできます。

なんでこんなものが作れるのか、正直意味がわからないです
実際にScratchの公式サイトでは、世界中の人が作った作品を見たり、遊んだりすることができます。
ぜひ一度見てみてください。
「これもブロックを組み合わせて作っているの!?」
と驚くような作品もあります。
最初はキャラクターを少し動かすところから始めても、工夫を重ねることで、どんどん複雑な作品に挑戦できるんです。
ゲームだけじゃない!ロボットもプログラミングで動かせる
ここまではScratchを使ったゲームなどのプログラミングを紹介しましたが、実はブロックプログラミングでできるのは、画面の中のことだけではありません。
ロボットを動かすこともできるんです!
僕が関わってきたプログラミング教室でも、mBot(エムボット)やLEGO Education SPIKE(スパイク)といったロボット教材を使っていました。
mBot(エムボット)
mBotは、プログラミングで動かせる小型のロボットです。
例えば、
- 前に進む
- 右や左に曲がる
- 障害物を見つけたら止まる
といった動きをプログラムで指示できます。
対応するブロックプログラミング環境を使えば、難しいコードを書かなくてもロボットを動かすことができます。
画面の中のキャラクターではなく、実際のロボットが自分のプログラムどおりに動くのは、また違った面白さがあります。
LEGO Education SPIKE(スパイク)
SPIKEは、レゴブロックを組み立ててロボットなどを作り、プログラミングで動かせる教材です。
レゴで作ったものにモーターやセンサーを組み合わせることで、さまざまな動きを実現できます。
こちらも、ブロックを使ったプログラミングに対応しています。
レゴでロボットを作る楽しさと、それを自分で動かす楽しさの両方を体験できるのが魅力です。
ただし、SPIKEには複数の教材やプログラミング方法があるため、年齢や経験に合ったものを選ぶことが大切です。
このように、プログラミングはパソコンの画面の中だけでなく、実際のものづくりにもつながっています。
ゲームが好きな子どもはScratchから、レゴやロボットが好きな子どもはロボットプログラミングから始めてみるのも面白いと思います。
プログラミングで大切なのは、文字を入力することよりも考えること
ここまで、ブロックプログラミングやロボットを紹介してきました。
でも、僕がプログラミングを学ぶうえで特に大切だと思っているのは、プログラムをどう考えて作るかという部分です。
例えば、ロボットをスタート地点からゴールまで移動させるとします。
そのとき、ただ「前に進む」という命令を入れるだけでは、ゴールにたどり着けないかもしれません。
「どのくらい前に進めばいいんだろう?」
「ここで右に曲がればいいのかな?」
「実際に動かしてみたけど、少し進みすぎちゃった!」
そんなふうに考えながら、命令を組み合わせていきます。
そして、うまくいかなければ原因を考えて、プログラムを修正します。
このように、目的を達成するための手順を考え、試して、改善することもプログラミングの大切な学びだと思います。
これは、ローマ字を知っているかどうかとは別の話です。
まずはブロックプログラミングなどを使って、自分の考えたとおりにものを動かす経験をすることにも、大きな意味があると思っています。
最近では、AIがプログラムを書くこともできるようになってきました。
だからこそ、僕は「何を作りたいのか」「どうすれば実現できるのか」を自分で考えることも、これからますます大切になるのではないかと思っています。
まとめ|パソコンやローマ字がわからなくても、まずは体験してみよう!
今回は、パソコンやローマ字がわからない小学生でもプログラミングを始められるのかについて紹介しました。
この記事で伝えたかったことは、プログラミングを始めるために、最初からパソコン操作やローマ字を覚えている必要はないということです。
Scratchのようにブロックを組み合わせてゲームを作る方法もあれば、mBotやSPIKEのように実際のロボットを動かす方法もあります。
何より、僕はプログラミングを始めるときに大切なのは、最初から知識があることよりも、「こんなものを作ってみたい!」「これを動かしてみたい!」という気持ちだと思っています。
もしお子さんがゲームやロボット、ものづくりに興味を持っているなら、パソコンやローマ字がわからないからといって、諦める必要はありません。
まずは子どもに合った教材や教室を探して、体験してみてはいかがでしょうか。
実際にやってみることで、思いがけない楽しさに出会えるかもしれません。


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