子どもがプログラミング教室でScratch(スクラッチ)を学んでいるけど、
「Scratchの次は何を勉強すればいいんだろう?」
「そろそろ新しいことにも挑戦してほしい!」
そんなふうに考えている保護者の方もいるのではないでしょうか。
Scratchは、ブロックを組み合わせることで、ゲームやアニメーションなどを作れるプログラミング言語です。
プログラミングの基本的な考え方を学ぶのにとても便利ですが、ある程度慣れてくると、次はどんなことに挑戦できるのか気になりますよね。
実は、Scratchの次にはさまざまな選択肢があります。
今回は、実際にプログラミング教室で講師をしている僕が、Scratchの次におすすめしたい3つの学習方法を紹介します!
Scratchの次は何を学べばいい?
まず知っておいてほしいのは、Scratchの次に必ず学ばなければいけないものはないということです。
Scratchで学んだプログラミングの考え方は、ゲーム制作やロボット制御など、さまざまな分野で活かすことができます。
例えば、
- 文字を使った本格的なプログラミングに挑戦したいなら「Python」
- プログラミングの理解度を確かめたいなら「プログラミング検定」
- 自分で作ったロボットを動かしてみたいなら「SPIKEやmBot」
といった選択肢があります。
それぞれ学べることや面白さが違うので、子どもの興味に合わせて選ぶのがおすすめです。
それでは、一つずつ紹介していきます!
① Python|文字を使ったプログラミングに挑戦!
Pythonってどんなプログラミング言語?

Scratchの次に、文字を使ったプログラミング(テキストプログラミング)に挑戦したいなら、僕はPython(パイソン)がおすすめだと思います。

子供によると思いますが、僕はテキストプログラミングにチャレンジする時は、「頭いいことしてる」みたいですごく嬉しかったのを覚えてます笑
Scratchでは、命令が書かれたブロックを組み合わせてプログラムを作りますよね。
一方、Pythonでは、英単語や記号などをキーボードで入力してプログラムを作ります。
こうした方法を「テキストプログラミング」と呼びます。
「いきなり文字でプログラムを書くのは難しそう……」
と思うかもしれません。
もちろん、最初は慣れない部分もありますが、Pythonはほかの多くのプログラミング言語と比べて、コードがシンプルで読みやすいという特徴があります。
そのため、初めてテキストプログラミングに挑戦する子どもにも、おすすめしやすい言語です。
Pythonではどんなことができる?
Pythonの魅力は、一つの言語でさまざまなことに挑戦できることです。
例えば、
- 簡単なゲームを作る
- 計算やデータ処理を自動化する
- 便利なアプリやツールを作る
- AI(人工知能)を使ったプログラムを作る
など、本当にいろいろなことができます。

大学の授業でも一番初めに習うのはPythonかC言語でした。
もちろん、いきなりAIを作れるようになるわけではありませんが、Pythonの基本を学ぶことで、将来的に挑戦できることが広がります。
Scratchではブロックで表現していた命令を、今度は文字で書いてみる。
そんなふうに、これまで学んだことを活かしながら新しいことに挑戦できるのが魅力だと思います。
こんな子におすすめ!
- Scratchでのゲーム制作が好き
- 文字を使ったプログラミングに挑戦してみたい
- ゲームやアプリ、AIなど、いろいろな分野に興味がある
② プログラミング検定|今まで学んだことを確かめてみよう!

プログラミング検定って何?
Scratchを学んできた子どもには、プログラミング検定に挑戦してみるという選択肢もあります。
例えば「プログラミング能力検定(プロ検)」では、プログラミングの基本的な知識や考え方について、問題を解きながら理解度を確かめることができます。
Scratchのようなビジュアルプログラミングに対応した試験もあるため、必ずしも新しいプログラミング言語を学ぶ必要はありません。
検定を受けるメリットは?
僕が検定の良いところだと思うのは、なんとなく理解していたプログラミングの考え方を、改めて整理できることです。
例えば、Scratchでゲームを作っているとき、繰り返しや条件分岐などの命令を自然に使っている子どももいると思います。
でも、
「このプログラムはどういう順番で動くの?」
「この条件が変わったら、結果はどうなる?」
と聞かれたときに、うまく説明できるとは限りません。
検定の問題に取り組むことで、プログラムの動きを一つずつ考えたり、これまで使ってきた命令の意味を整理したりする機会になります。
また、試験に合格するという目標があることで、学習のモチベーションにつながる子どももいると思います。
ただし、検定に合格することだけがプログラミング学習の目的ではないと思っているので、
作品づくりとは違った形で、今まで学んだことを確かめる機会として活用するのがおすすめです。
こんな子におすすめ!
- Scratchをある程度学んできた
- 次のStepに進む前の復習としてチャレンジ!
- 自分のプログラミングの理解度を確かめたい
- プログラミングの基本的な考え方を整理したい
③ SPIKE・mBot|自分で作ったロボットを動かしてみよう!
Scratchの経験を活かしてロボットを動かせる!
「Scratchでゲームを作るのもいいけど、実際に動くものを作ってみたい!」
そんな子どもには、ロボットプログラミングもおすすめです。
例えば、LEGO EducationのSPIKEや、MakeblockのmBotなどがあります。
これらの教材の魅力は、Scratchと同じようなブロックプログラミングを使って、実際のロボットを動かせることです。
文字でプログラムを書く必要がないため、Scratchで学んだ経験を活かしながら、新しいものづくりに挑戦できます。
ロボットプログラミングではどんなことができる?
例えば、
- ロボットを前進・後退させる
- 障害物を見つけたら止まる
- センサーを使って線に沿って走る
- モーターを使ってものを動かす
といったことができます。
Scratchでは、画面の中のキャラクターを動かしていたと思います。
それがロボットプログラミングでは、自分が作ったプログラムによって、目の前のロボットが実際に動くようになります。
これがロボットプログラミングの大きな面白さだと思います。
また、ロボットはプログラムを作るだけでなく、組み立て方やモーターの配置なども考える必要があります。
ロボットプログラミングがScratchと違う部分は
思ったとおりに動かないときには、プログラムが悪いのか、ロボットの構造が悪いのかを考える必要がある。
ということです。
こうした試行錯誤も、ロボットプログラミングならではの学びです。
こんな子におすすめ!
- LEGOなどの組み立て遊びが好き
- ロボットや機械に興味がある
- 画面の中だけでなく、実際に動くものを作りたい
- Scratchで学んだことを別の形で活かしたい
ロボットプログラミングについては、別の記事でも詳しく紹介していこうと思います。
Scratchの次は、子どもの興味に合わせて選ぼう!
ここまで、Scratchの次におすすめしたい3つの学習方法を紹介しました。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。
| 学習方法 | どんなことができる? | おすすめの子ども |
|---|---|---|
| Python | 文字を使ったプログラミング、ゲームやアプリなどの制作 | テキストプログラミングに挑戦したい子 |
| プログラミング検定 | プログラミングの理解度を確認する | 学んだことを整理したい子 |
| SPIKE・mBot | ロボットの組み立てや制御 | ロボットやものづくりが好きな子 |
僕が講師として大切だと思うのは、単に難しいものへステップアップすることだけではなく、子ども自身が何をやってみたいのかを考えることです。
例えば、Scratchでゲームを作るのが好きな子なら、Pythonで新しいゲームを作ってみるのも面白いと思います。
一方で、ロボットや機械に興味がある子なら、SPIKEなどを使って実際にものを動かしてみるのもいいでしょう。
また、Scratchが好きなら、無理に別の言語に進まず、Scratchでもっと複雑な作品に挑戦するという選択肢もあります。
Scratchで学んだことは、決してScratchだけで終わるものではありません。
さまざまな学習につながる基礎になるので、ぜひ子どもの興味に合った次のステップを探してみてください!
まとめ|Scratchの次にはいろいろな可能性がある!
今回は、Scratchの次におすすめしたい3つの学習方法を紹介しました。
- Python: 文字を使ったプログラミングに挑戦したい子におすすめ
- プログラミング検定: これまで学んだことを整理し、理解度を確かめたい子におすすめ
- SPIKE・mBot: ロボットやものづくりに挑戦したい子におすすめ
もちろん、今回紹介したもの以外にも、プログラミングにはさまざまな学び方があります。
大切なのは、難しいことを学ぶこと自体ではなく、子どもが興味を持って挑戦できることだと思います。
もし現在プログラミング教室に通っているなら、先生に「Scratchの次にはどんなことができますか?」と聞いてみるのもおすすめです。
新しい学習に進むことで、これまで知らなかったものづくりの面白さに出会えるかもしれません!


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