「プログラミングは、小学生のうちから始めた方がいいのかな?」
「もう中学生だけど、今から教室に通っても遅くない?」
子どものプログラミング学習を考えるとき、始める年齢が気になる保護者の方もいると思います。
僕がプログラミング教室に通い始めたのは、中学1年生のときでした。
当時、周りは小学生ばかり。正直に言うと、少し気まずかったです笑
それでも、実際に学んでみて「もっと小さい頃から始めていないと無理だった」と感じたわけではありません。電子工作やプログラミングに取り組み、その経験は、今の大学での学びやものづくりにもつながっています。
今回は、プログラミング教室の元生徒で、現在は講師としても働いている僕が、中学生から始めたときの経験をお話しします。
中1で教室に入ったとき、周りは小学生ばかりだった
僕が教室に通い始めたとき、自分より年下の子が多く、正直、気まずさがありました。
すでに通っている小学生たちの中に、中学生の自分が入る。学ぶ内容とは別に、周りとの年齢差が気になったのを覚えています。
なので、「中学生から入ったら、周りは小さい子ばかりなのかな」と気になる気持ちは、僕にもわかります。
ただ、周りより年齢が上だったことと、プログラミングを始めるのが遅かったことは、僕の中では別でした。
周りが小学生でも、自分がやってみたいことを学べたので、年齢差だけで学ぶ内容が制限されることはありませんでした。
自分がやりたかった電子工作やプログラミングを学べた
僕が通っていたのは、年齢や経験、興味に合わせて、自分の作品づくりに取り組める教室でした。
教室によって学び方は違うので、ここからは、そうした環境で学んだ僕自身の経験として読んでもらえたらと思います。
僕が取り組んでいたのは、電子工作やマイコンのプログラミングです。
マイコンとは、電子部品やモーターなどの動きを制御する、小さなコンピューターのようなものです。僕はArduinoという、電子工作で使う基板を使っていました。
当時の教室の中では、比較的難しい内容にも取り組んでいたと思います。
それでも、中1から始めたからできなかった、ということはありませんでした。自分がやってみたいことに合わせて、必要なことを学んでいきました。
最初は、小さなLEDを点滅させるところから
最初に作ったのは、Arduinoを使ってLEDを点滅させるプログラムだったと思います。「Lチカ」と呼ばれるもので、小さなライトをつけたり消したりするプログラムです。
中学生から始めた僕も、最初から難しいものを作っていたわけではありません。まずはこうした基本的なことから取り組み、後には自動販売機づくりにも挑戦するようになりました。
周りに小学生が多くても、自分の経験に合ったところから学び、やってみたいことを広げていけたのは、僕にとってよかったところです。
「作りたいもの」から、学ぶことが広がっていった
例えば、自動販売機を作ろうとしたことがあります。
それまではArduinoでいろいろ試していましたが、自動販売機を作ろうとすると、プログラミング以外にも必要なことが出てきました。
- ものを動かすために、初めて使うモーターに挑戦する
- 硬貨を選別する部品を作るために、3D CADで形を設計する
- 配線や回路を整理するために、基板づくりに取り組む
最初から全部できたわけではありません。
「これを作るには、何が必要なんだろう?」と考えながら、新しいことに取り組んでいました。
中学生からでも、こうして自分の興味を出発点に、学ぶ内容を広げていくことはできました。
中学生から始めた経験は、その後の学びにもつながった
僕は現在、大学の工学部で学び、ロボコンにも取り組んでいます。
教室での経験が、そのまますべて大学の勉強に使えるわけではありません。それでも、先にものづくりを経験していたからこそ、大学で学ぶ内容と結びつくことがあります。
例えば、機械の動きを調整する「制御」という分野です。
大学では数式を使って学びますが、自分で機械を動かした経験があると、「こういう動きを実現するための考え方なんだ」と、実際のものと結びつけて考えられます。
始めた当時から、今の進路をすべて見据えていたわけではありません。それでも振り返ると、中1から取り組んできたことが、今の学びにつながっていると感じます。
だから僕自身は、「中学生からでは遅かった」とは思っていません。
始める年齢と一緒に、学ぶ内容や環境も見てほしい
小さい頃から始めれば、それだけ長く取り組めるという点で有利ではあると思います。
でも一般的に言われるような、英会話やピアノ、スイミングのように早いうちから始めるべき習い事ではないと個人的に思っています。
中学生・高校生になってから、作ってみたいものが見つかったり、将来の仕事や進路と結びつけて興味を持ったりすることもあると思います。
僕がプログラミングを学ぶ中で大切だと感じたのは、コードの書き方を覚えることに加えて、「どういう順番で動かすか」「うまく動かない原因は何か」を考えることでした。
そうした考え方も、実際に作ったり、試したりしながら学んでいくものだと感じています。
「小さい頃から始めていないから」と、それだけで諦める必要はないと思います。
教室を探すなら、対象年齢に加えて、次のような点を確認してみてください。
- 中学生・高校生の初心者も受け入れているか
- 子どもが作りたいもの、学びたい内容を扱っているか
- 年齢だけでなく、経験や理解に合った内容から学べるか
- 一緒に学ぶ生徒の年齢や、授業の雰囲気はどうか
僕が中学生から楽しく取り組めたのも、自分のやりたいことに挑戦できる教室だったことが大きかったと思います。
まとめ|中学生から始めた僕は、遅かったとは思っていない
僕は中学1年生からプログラミング教室に通い始めました。
周りが小学生ばかりで気まずさはありましたが、電子工作やマイコンのプログラミングなど、自分がやってみたかったことに取り組めましたし、
そこでの経験は、今の大学での学びやものづくりにもつながっています。
これは中1から始めた僕の経験ですが、子どもの年齢を理由に迷っている方の参考になればうれしいです。
まずは、お子さんに「どんなものを作ってみたい?」「プログラミングで何をしてみたい?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
そこから、今の興味に合った学び方を一緒に探してみてください。


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