プログラミングを学ぶ理由や、子どもの学習への向き合い方について、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
僕自身、子どものころからプログラミング教室に通い、その後はアルバイト講師としてもプログラミングに関わってきました。
そんな僕が、プログラミングを学ぶうえで特に大切だと感じているのが、
「何を作りたいのか」「何ができるようになりたいのか」という気持ちです
もちろん、将来役立つからという理由でプログラミングを学び始めるのもいいと思います。
ただ、実際に学習を続けたり、新しいことに挑戦したりするときには、「作ってみたい」という気持ちが大きな力になると感じています。
今回は、僕自身の経験を交えながら、なぜそう考えているのかをお話ししようと思います!
「作りたい」という気持ちが大事だと思った経験

当時作っていた物の写真がなくて....こんな感じのクルクル回ってお菓子とかを落とす自販機を作ろうとしていました。
僕がプログラミング教室に通っていたころ、自動販売機を作ろうとしたことがありました。

この頃は自動販売機が好きだったんですよね〜それで作りたいなって
それまでは、Arduinoという小さなコンピューターを使って、電子部品を動かしたり、ちょっとしたプログラムを作ったりして遊んでいる程度でした。
しかし、自動販売機を作ろうとすると、それまでの知識だけでは実現できないことが次々と出てきました。
例えば、商品を動かす仕組みを作るために、初めてステッピングモーターという部品の制御に挑戦しました。
ステッピングモーターとは、回転する角度を細かく制御できるモーターのことです。
ほかにも、硬貨を選別するためのパーツを作ろうと3D CADを使った設計に挑戦したり、回路をシンプルにするために基板製作に挑戦したりしました。
当時の僕にとっては初めて触れる技術ばかりでした。
でも、「自動販売機を作りたい」という目標があったからこそ、知らない技術にも挑戦しようと思えたんです。
もし、ただ「ステッピングモーターの使い方を勉強しよう」「3D CADの操作を覚えよう」と言われていたら、同じように取り組めていたかはわかりません。
作りたいものがあって、その実現に必要だから新しいことを学ぶ。
これが一番上達への近道だったなと思います。。
「作りたい」がプログラミング学習を変える3つの理由
① エラーや失敗を乗り越える力になる

プログラミングをしていると、思いどおりに動かないことがたくさんなんですよ、
みんながそうかはわかんないけど、僕の場合は一発で思い通りに動くのなんて本当に稀でした。

本当に心が折れそうになります😭
でも試行錯誤こそが、プログラミング学習で大変な部分の一つだと思います。
例えば、教材に書かれたプログラムをそのまま作っていて、どうしてもエラーが解決できなかったとします。
もちろん、教材を最後まで終わらせたいという気持ちもあると思いますが、途中で嫌になってしまうこともあるでしょう。
一方で、自分がどうしても作りたいゲームがあったらどうでしょうか。
「なんとかしてキャラクターを動かしたい!」
「この機能だけは絶対につけたい!」
そんな気持ちがあれば、もう少し調べてみよう、別の方法を試してみようと思えるかもしれません。
エラーを解決すること自体が目的なのではなく、作りたいものを実現するためにエラーを解決する。
この違いは、学習を続けるうえで大きいと感じています。
どんなことも自分の中に納得できる目的がないと、苦しい時に耐えることが難しいよな〜とよくおもいます。
② どうやって使うかを考えられるようになる
基本的な知識を学ぶことは大切ですがそれ以上に重要なのが、覚えた知識をどう使うのか、自分で考えることです。
例えば、プログラミングで「繰り返し処理」を習ったとします。
同じ命令を何回も実行できるという仕組みを理解するだけでも、一つの学びです。
でもプログラミングはただの道具だと思います。
いつどこでどんなふうに使うのかが一番大事だと思ってます。
学んでる時に「敵を何体も出現させるには、この繰り返し処理が使えるんじゃないかな?」
作りたいものがあると、自然と「何に使うんだろう?」「どうやったらゲームに使えるのかな?」と考えるようになります。
こうやって考えることでプログラムへの理解が深まると思っています。
③ 新しい目標や挑戦につながる

もう一つ大切だと思うのが、「作りたい」という気持ちが、次の学びにつながることです。
例えば、簡単なゲームを作れたとします。
最初はキャラクターを動かせるだけでも楽しいかもしれません。
でも、完成したものを遊んでいるうちに、
「もっといろいろな敵を出してみたい」
と、新しいアイデアが浮かんでくることがあります。
そして、そのアイデアを実現しようとすると、今まで知らなかった知識や技術が必要になります。
最初は小さな興味だったとしても、それをきっかけに新しいことへ挑戦するようになる。
僕は、そうした積み重ねがプログラミングの上達につながっていくと思っています。
最初から「作りたいもの」がなくても大丈夫
でも、これからプログラミングを始める子どもに、最初から明確な目標があるとは限りません。
「何を作りたい?」と聞かれても、まだ何が作れるのかわからなければ、答えるのは難しいと思います。
だからこそ、最初から作りたいものが決まっている必要はない
むしろ、作りたいものなんてなくて普通だと思います。
だってどんなことができるのかわからないのに、無数の可能性があるのにその中で何が作りたい?って言われてもかなり難しいと思います。
まずは、簡単なゲームを作ってみたり、ロボットを動かしてみたり、ほかの人が作った作品を見てみたりするだけでも十分です。
実際にプログラミングに触れることで、
「こんなこともできるんだ!」
という気持ちが生まれるかもしれません。
また、最初は誰かの作品をまねするところから始めてもいいと思います。
作っている途中で、
「ここを少し変えてみたい」
「自分ならこうしたい」
と感じたなら、それも立派な「作りたい」という気持ちです。
最初から大きな目標を持つ必要はありません。
むしろ、いろいろなものに触れながら、自分が何に興味を持つのかを探していくことも大切だと思っています。
まとめ|「好き」や「作りたい」が学びの出発点になる
今回は、僕がプログラミング学習で「作りたい」という気持ちを大切にしている理由をお話しました。
プログラミング教室の生徒さんと関わる時も「作りたい」という気持ちを持ってもらえるように頑張っています。
「作りたい」という気持ちには、
- エラーや失敗にぶつかったとき、もう一度挑戦する原動力になる。
- 具体的な使い方をイメージするきっかけになる。
- 一つの作品から新しい目標が生まれ、次の挑戦につながる。
という、プログラミング学ぶ時に必要な要素が含まれていると思います。
もちろん、プログラミングを将来のために学ぶことも、基礎からコツコツ勉強することも大切です。
ただ、僕自身の経験から感じているのは、「何ができるようになりたいのか」「何を作ってみたいのか」という気持ちが、学びをより深めてくれるということです。
僕が自動販売機を作ろうとしたときも、最初からモーター制御や3D CAD、基板製作を学ぼうと思っていたわけではありません。
一つの「作ってみたい」という気持ちが、いくつもの新しい挑戦につながりました。
最初は、小さな興味でもいいと思います。
好きなゲームをまねしてみたい。
そんな気持ちから、思いがけない学びが広がっていくこともあります。
だからこそ、プログラミングを始めるときも、学習に行き詰まったときも、ぜひ一度「自分は何を作ってみたいんだろう?」と考えてみてほしいです。
小さなものでも、ゴールや目標、作りたいものを明確にしてみてほしいです!
「好き」や「作ってみたい」という気持ちが、新しい学びの出発点になる。
僕は、そんな学び方をこれからも大切にしていきたいと思っています。


コメント